目標設定は手の届くレベルから
目標設定の遠過ぎるものは続かない
勉強を始めても飽きてしまい継続出来ないのは目標設定が遠過ぎるからです。勉強を続けるためには目標の終着点が必要ですが、その終着点が遠過ぎるとたどり着けず飽きてしまいます。そうならないためには目標の立て方に注意が必要です。手が届きそうだと思えるような目標設定をしましょう。例えば馬の前にニンジンをぶらさげると、もう少しで食べられると考えられるからなんとかして食べようと頑張る訳です。遠く離れた場所でニンジンを持っていても馬は追っては来ません。遠く離れていても追える馬は精神力が異常に強い馬か、過去に同様なことを経験していて遠くのニンジンを追うことがどれくらいのものなのか知っている馬です。どう考えてもフルマラソンを完走することができない人が「よし!今日は100㎞走ろう」と計画を立てても無理でしょうから意味がありません。
目標を立てる時は工夫が大切
勉強する際は記憶を定着させることが重要です。そうするためには1日に100回勉強をすることより1日に1回を100日続ける方が覚えていられます。長い時間勉強を続けることが出来ない人が今日は4時間勉強をしようと思っても難しいでしょうし、4時間続けることが出来たとしても集中力を欠いてしまっていては覚えることが出来ないでしょう。時間を目標に設定することよりも内容を具体的数値で設定した方が確実に力がつくでしょう。時間を目標にすると、何もしていなくても時間は経過しますし、進むペースを変えられないので、やる気にはつながりづらく飽きてしまう要因になります。
具体的な数値を目標にした例をあげると、「問題を10問解く」といった感じになります。10問解答するのに2時間かかってもゴールですし、30分で終わらせてもゴールです。こうすれば工夫をすることで早く終わらせることを考えるようになりますし、やる気にもつながります。記録をつけていけば10問解くのに2時間かかっていたものが1時間で出来るようになればレベルアップを実感することが出来て勉強に対する耐性も身につくでしょう。
記録をつけて振り返ること
勉強を継続させられるようになっていく過程をアナログに記録しておけば勉強を継続させられる力自体を確認することが出来ます。今日は5ページを復習した、翌日は6ページ、翌々日は7ページと適当で構いませんので記録していきましょう。確実にレベルアップしていることを視覚でわかりますから、ここまでやれたから次はここまで挑戦してみようと思えるようになります。ここでやめたらもったいないと思うようになりますし、伸びていくのを実感することが出来れば楽しくなっていくでしょう。効果が出ているかわからないものに労力や時間をかけるのは難しいことです。不安に感じたり、やる気が損なわれた結果、そこで勉強することを断念してしまいます。効果が確認出来なければ結果への対処も難しくなり、打つ手も見つけにくいでしょう。